『Cairn(ケルン)』は、
一見すると静かでシンプルな登山ゲームに見える。
しかし実際には、
これまでのアクションゲームとは根本的に違う思想で作られている作品だ。
「Cairnは“山を攻略するゲーム”ではなく、“登るという行為そのもの”を体験させるゲームです」
この記事では、
- Cairnとはどんなゲームなのか
- 既存の登山・アクションゲームとの違い
- なぜ注目されているのか
- どんな人に刺さる作品なのか
を、理屈ベースで解説していく。
① Cairnとはどんなゲームか
Cairnは、
『Furi』『Haven』で知られる The Game Bakers が開発するクライミングゲームだ。
最大の特徴は、
- 敵が存在しない
- 明確なゴール以外の誘導がほぼない
- 登る行為そのものが主目的
という点にある。
プレイヤーは、
過酷な山を前にして、
- どこに手をかけるか
- どこに足を置くか
- 今この動きは安全か
を常に考え続けることになる。
「Cairnは、ボタン操作の上手さより“判断の積み重ね”が問われるゲームです」
② 一般的なアクションゲームとの決定的な違い
多くのアクションゲームでは、
- 正解ルートがある
- タイミングを覚えれば突破できる
- 失敗してもすぐやり直せる
という設計がされている。
しかしCairnは違う。
- 正解ルートは一つではない
- 一歩の判断が命取りになる
- 疲労や体勢が次の行動に影響する
という、現実の登山に近い感覚が重視されている。
「失敗した理由が“操作ミス”ではなく、“判断ミス”になるのがCairnの怖さです」
③ クライミングの緊張感がそのままゲーム性になる
Cairnでは、
- 手を伸ばす
- 体重を預ける
- 一瞬止まって考える
といった行動すべてが、
ゲームプレイとして成立している。
つまり、
- 派手な演出
- 大きな報酬
- 強化要素の連打
に頼らず、
緊張感そのものが面白さになっている。
「“登っているだけなのに疲れる”という感覚をゲームで味わえるのは珍しいです」
「流行るかどうかより、“記憶に残るかどうか”で評価される作品になると思います」