おい、お前ら。2026年1月、正月気分も抜けて現実に引き戻された頃だろうが、今日は『現実よりも遥かに恐ろしい世界』の話をするぞ。昨年10月に発売された『リトルナイトメア3』によって、これまで曖昧だった世界観の輪郭が、残酷なほど鮮明になったからな
ううっ……思い出すだけで涙が……! 『3』のアローンちゃん……! 鏡の前で……! あんなのってないよ! 僕はシックスちゃん推しだけど、あのアローンちゃんの健気さには心を撃ち抜かれました! この世界はどこまで子供たちを絶望させれば気が済むんですか!
警察だ。その涙を拭け。……しかし、
の動揺も無理はありません。『3』のエンディングは、シリーズの根幹に関わる『この世界の正体』を突きつけてきました。今回は、ゲーム本編だけでなく、音声ドラマ『The Sounds of Nightmares』やコミックの設定も総動員して、巨大な『悪夢』の全貌を解明します
こんにちは、
です。私、『3』のクリア後に少し混乱しちゃって……。鏡を通ってロゥ君だけが消えちゃったのはどうして? そもそも、あの世界って結局何なんですか? シックスちゃんたちがいた場所と、『3』の砂漠は繋がってるの?
いい質問だ。そこが今回の肝だ。単なるホラーゲームの背景設定ではない、緻密に組み上げられた『ノーウェア(Nowhere)』という世界の構造。これを理解すれば、お前らのリトルナイトメア体験は劇的に変わるはずだ。覚悟してついてこい
1. 世界の基本構造:「現実」と「ノーウェア」
まず大前提として、このシリーズの世界観は『一つの巨大な異世界』の中で完結しています。それが『ノーウェア(Nowhere)』と呼ばれる場所です
「ノーウェア」とは何か?
直訳すれば『どこでもない場所』。ここは俺たちが住む現実世界とは異なる次元にある。だが、完全に切り離されているわけじゃない。現実世界の子供たちが、ある条件を満たすと連れ去られてくる場所なんだ
- 現実世界(The Counties):子供たちが元々住んでいた場所。学校があり、親がいて、病院がある普通の社会。
- ノーウェア(Nowhere):子供たちの悪夢や恐怖が具現化したような異世界。モウ(胃袋)、ペイルシティ、スパイラル(3の舞台)などが存在する。
つまり、異世界転生モノってことですか!? でもチート能力もハーレムもなし! あるのは飢えと暴力と奇形大人だけ! どんなクソゲー運営ですか!
転生というよりは『神隠し』ですね。音声ドラマ『The Sounds of Nightmares』では、ヌーン(Noone)という少女が、眠るたびにこの世界へ引きずり込まれ、現実の身体が消えていく様子が描かれています。つまり、『強い不安や恐怖を抱えた子供』が、睡眠を通じてこの世界に実体ごと転移させられるのです
案内人「フェリーマン(渡し守)」
勝手に行っちゃうんですか? それとも誰かが連れて行くの?
そこで登場するのが『フェリーマン(Ferryman)』だ。別名キャンドルマンとも呼ばれる。彼は現実世界の子供の夢に現れ、甘い言葉やランタンの光で誘導し、ノーウェアへと連れ去る誘拐犯だ
コミック版でシックスをモウへ連れて行ったのも彼です。彼は『ここではないどこか』へ行きたいと願う子供たちの心の隙間に入り込みます。現実で虐待や孤独に苦しむ子供にとって、彼の誘いは救いに見えるのかもしれません……その先が地獄だとしても
2. 『モウ(The Maw)』:暴食と循環のシステム
出た! 僕の実家! ……じゃなくて、1作目の舞台『モウ』ですね! 海の上に浮かぶ巨大な胃袋!
社会の縮図としての「胃袋」
モウは単なる船じゃない。あれは一つの完成された『捕食システム』だ。海中には子供たちが捕らえられた牢獄があり、上層には肥え太ったゲストたちが食事を楽しむレストランがある
ここのテーマは明確に『暴食(Gluttony)』と『循環』です。ゲストたちは食べるためだけに訪れ、食べ過ぎて動けなくなり、やがて……おそらくは彼ら自身が『食材』として加工され、次のゲストの腹に入る。このおぞましいサイクルの中心にいたのが、支配者であるレディです
レディの役割とシックスの覚醒
レディさんは、どうしてあんな場所を作ったんですか? 鏡を怖がってましたけど……
彼女は『虚栄』の象徴だ。自分の若さと美しさを保つために、子供たちの精気(生命力)を必要としていた。モウというシステムは、彼女が生き続けるための装置でもあったわけだ。だが、それをシックスが破壊した
シックスがレディを捕食し、その力を継承したことで、モウの主は交代しました。しかし、シックスがあの後どうなったのか……。『3』の描写を見る限り、彼女が船を出た後、世界に与えた影響は甚大だったようです
3. 『ペイルシティ(The Pale City)』:電波による支配と逃避
2作目の舞台! テレビがいっぱいの街! あの住人たち、テレビ見すぎで顔が溶けてるのに、テレビ消すと襲ってくるんですよね。現代社会の風刺みたいで怖いです!
シグナルタワーと「シンマン(ノッポ男)」
ペイルシティを支配しているのは『シグナルタワー(電波塔)』だ。ここから発せられる怪電波が、住人(視聴者)たちを洗脳し、肉体を歪ませている。この街のテーマは『逃避(Escapism)』だ
辛い現実を見たくないから、テレビという虚構に没頭する。その結果、個性を失い、ただの受信機(Viewer)になり果てる。タワーの主であるシンマン(正体は大人になったモノ)は、この閉じた世界を守るための管理者であり、同時に囚人でもありました
時間のループ構造
モノ君が大きくなってシンマンになって、また子供のモノ君に倒されて……っていう、ぐるぐる回ってるお話なんですよね?
ああ。ノーウェアには『時間の歪み』が存在する。モノとシックスの悲劇は、円環構造になって永遠に繰り返されている可能性が高い。だが、『3』で少し違う視点が提示された。この世界そのものが、子供たちの精神状態によって形を変えているんじゃないか、とな
4. 『スパイラル(The Spiral)』:3が描いた妄想と現実の境界
さて、ここからが最新作『リトルナイトメア3』の核心です。舞台は『スパイラル(螺旋)』。ネクロポリス(死者の都)、キャンディ工場、遊園地などが螺旋状に連なる世界です
ロゥとアローン:その正体
主人公のロゥ君とアローンちゃん! 仲良し二人組! ……だと思ってたのに! ロゥ君は『鏡』を通って現実に帰ろうとしてて、アローンちゃんはそれを止めようとしてましたよね!?
ネタバレ全開でいくぞ。ロゥは『現実世界から迷い込んだ本物の子供』だ。彼はペストマスクを被り、鏡を使って元の世界(The Counties)へ帰ることを目的としていた。一方、アローンは……
彼女は『ノーウェアの住人』、あるいはロゥが生み出した『イマジナリーフレンド(想像上の友達)』だった可能性が高いです。エンディングで、ロゥが鏡を通って現実(病室のような場所)へ脱出する際、アローンは鏡を通れず、鏡が割れると共に消滅しました
鏡の向こう側
えっ……じゃあ、アローンちゃんはずっと、ロゥ君を引き止めたかったの? 『行かないで、一人にしないで』って?
『Alone(一人ぼっち)』という名前が皮肉だよな。彼女はロゥがいないと存在できない。だから必死に鏡を割ろうとした。ロゥが現実へ目覚めることは、彼女の死を意味するからだ
この結末は、ノーウェアの残酷なルールを示しています。『本物の子供だけが出口(鏡)を通れるが、その過程でノーウェアで得た絆や相棒は捨てなければならない』。シックスがモノの手を離したのも、もしかしたら『自分だけが生き残るため』という本能的な選別だったのかもしれません
5. 悪夢の住人たち(モンスター)の正体
あいつら! 先生とか医者とかモンスターベイビーとか! 元々は人間だったんですか!?
彼らは『歪んだ大人たち(Residents)』だ。現実世界の大人たちが持っていた執着や欲望が、ノーウェアの力で極端に誇張された姿だと考えられている
代表的なモンスターの歪み
- 管理人(Janitor):盲目だが手が長い。子供を捕まえることだけに特化し、不要な感覚器を退化させた成れの果て。
- 教師(Teacher):首が伸びる。生徒を監視し、支配し、逃さないという執着の具現化。
- モンスターベイビー(3):巨大な赤ん坊。可愛がられたい、注目されたいという幼稚な承認欲求が、巨大な破壊力を持ってしまった姿。
彼らは皆、何かに取り憑かれています。仕事、食欲、テレビ、美貌。それは現実社会における大人の醜悪な一面であり、子供たちの目にはそう映っている、という風刺でもあります
6. 考察:シックスと世界の繋がり
あの……『3』の砂漠に、シックスちゃんたちの船のポスターがあったって聞きました。どういう関係があるんですか?
ネクロポリスの砂漠化
『3』の最初のステージ、ネクロポリスは砂に埋もれた廃墟です。そこにはかつて文明がありました。ファンの間では、『モウを出たシックスが、その暴食の力で周辺のエネルギーを吸い尽くした結果、世界が砂漠化した』という説が囁かれています
マジですか!? あの砂漠、全部シックスちゃんの食後の皿ってこと!? どんだけ食べるのあの子! でも、ポスターがあるってことは、時系列的には『3』は『1』の後ってことですよね?
あるいは、時間が歪んでいるか、だ。だが、シックスの存在がこのノーウェア全体に影響を及ぼす『災害級』のものになっているのは間違いない。彼女はもう、逃げるだけの被害者じゃない。この世界の『新たな脅威』なんだよ
7. ノーウェアの物理法則と「目」の謎
シリーズを通して至る所に登場する『目』のマーク。あれについても触れておく必要がある
監視する「目」
1の監視カメラ、2のテレビ塔、3の巨大な赤ん坊の目。常に誰かが子供たちを見ています。これは『監視社会』のメタファーであると同時に、ノーウェアという世界そのものが意思を持って子供たちを観察していることを示唆しています
メタ的に言えば、俺たちプレイヤーの視線そのものでもある。『かわいそう』と言いながら、何度も死なせ、その死に様を楽しんでいる俺たちの目が、彼らをこの悪夢に閉じ込めている最大の元凶かもしれないな
子供たちの能力
シックスちゃんは命を吸うし、モノ君はテレビを移動できるし、ロゥ君は鏡を使える……。子供たちにも不思議な力がありますよね
彼らは現実世界から『何か』を持ち込んでいます。シックスは強い生存本能(飢え)、モノは閉鎖性(紙袋)、ロゥは脱出への意志(鏡)。その強い感情が、ノーウェアの法則をねじ曲げ、固有の能力として発現しているのでしょう
8. 総合年表:時系列の再構築(2026年版)
ここで、全作品の時系列を整理するぞ。『3』が出たことで少し複雑になったが、定説はこうだ
- ベリーリトルナイトメア(スマホ版):
黄色いレインコートの少女(先代)が死亡。シックスがそれを受け継ぐか、あるいは目撃する。 - リトルナイトメア2:
シックスとモノの冒険。シックスがレインコートを入手。ラストでモノがシンマンになり、シックスはモウへ向かう。 - リトルナイトメア1:
シックスがモウでレディを倒し、能力を得て脱出。 - リトルナイトメア3(スパイラル):
※位置づけは曖昧だが、モウのポスターが存在することから、1の後、あるいは並行世界の出来事。ロゥが脱出に成功(?)する。
つまり、シックスちゃんの物語は『1』で終わったわけじゃなくて、その後の世界にも影響を与え続けてるんですね……。いつか『リトルナイトメア4』で、大人になったシックスちゃんと戦う日が来るのかな……。それはそれで興奮します!
お前はまず病院に行け。……しかし、ロゥが鏡を通じて現実(と思われる場所)に戻った描写は、シリーズで初めて『明確な脱出』が描かれた瞬間でした。これは希望なのか、それともアローンを犠牲にした絶望なのか。解釈が分かれるところです
9. 未回収の謎と今後の展開
まだ謎は残っている。フェリーマンの正体、ノッポ男のループは断ち切れるのか、そしてシックスの最終的な目的は何なのか
シックスちゃん、最後はどうなっちゃうんでしょう……。ずっとお腹を空かせたまま、世界中を食べ尽くしちゃうのかな
開発会社がSupermassive Gamesに変わったことで、物語の語り口も少し変わった。『3』ではより『心理的な内面』にフォーカスが当たっていたからな。今後、DLCなどでロゥのその後や、消えたアローンの行方が描かれるかもしれない
10. まとめ:ノーウェアからは誰も逃げられないのか?
長々と語ってきたが、リトルナイトメアの世界観『ノーウェア』とは、結局のところ何なのか。俺の結論はこれだ
『子供時代に感じる、大人や社会への根源的な恐怖の具現化』ですね。虐待、ネグレクト、過干渉、孤独。現実世界で傷ついた子供たちが連れてこられ、そのトラウマと戦わされる場所。出口があるとしても、それは『子供時代との決別(アローンとの別れ)』のような痛みを伴うものです
でも! たとえ悪夢でも! シックスちゃんやモノ君、アローンちゃんたちが懸命に生きた証は消えません! 僕は彼らの勇気を讃えたい! そしていつか、全員が笑顔で食卓を囲める平和なファンディスクが出ることを祈り続けます!
さんはポジティブですね(笑)。でも、この世界の設定を知れば知るほど、怖さの中に悲しさがあって……もう一度、彼らの物語を最初から見届けたくなりました。アローンちゃん、今度は私が絶対に手を離さないからね……
そういうことだ。2026年、リトルナイトメアの悪夢はまだ終わらない。この記事を読んだお前らも、鏡の向こう側や、テレビの砂嵐の奥に、何かを見つけるかもしれない。だが、フェリーマンの誘いにだけは乗るなよ? 戻ってこれなくなるぞ
検索!検索!『フェリーマン 呼び出し方』! ……えっ、ダメ? 怒られる?
連れて行かれろ、お前だけは。解散!
乙!

