Minecraft のプレイ中、動きがカクカクしたり、サーバーに接続しているのに遅延やスタッター(ラグ)が発生して思うようにプレイできないことはありませんか?
ラグの原因は ネットワーク・サーバー処理・クライアントの描画・設定ミス など多岐にわたるため、原因ごとに整理して対処する必要があります。本記事では 一般的なラグの原因と解決策 を段階的に紹介します。
ラグの種類と発生タイミング
Minecraft で「ラグ」と呼ばれる状態には大きく次のようなものがあります:
- FPS(フレームレート)低下:画面の描画処理が追いつかずカクつく
- TPS(サーバーのTick遅延)低下:サーバー処理が遅れて動作が重くなる
- ネットワーク遅延(Ping の高騰):操作と反映の間に遅れが出る
これらは ハードウェア・ソフトウェア・設定・回線 のどこに問題があるかによって対策が異なります。まずは状況を切り分けることが重要です。
1. サーバー側のラグ対策
サーバーでラグが起きている場合、多くは 処理負荷(TPS低下) が原因です。TPS が低いと、モブの移動やレッドストーンの動作、ブロックの更新などが遅延します。
サーバーの最適化
1-1. 最適化されたサーバーソフトを使う
デフォルトの Vanilla サーバーは最適化が弱いため、PaperMC や Purpur など 最適化版サーバーソフト に切り替えるだけで負荷が大幅に軽減されることがあります。これらは大規模ワールドや多人数環境で特に効果を発揮します。(RULOCUS)
1-2. view-distance と simulation-distance を調整
server.properties の設定で view-distance(視界チャンク) や simulation-distance(動作範囲) を下げると、サーバーが処理するチャンク数が減り負荷軽減につながります。たとえば view-distance を 6〜8、simulation-distance を 4〜6 などに設定するのが一般的です。(RULOCUS)
1-3. 不要なエンティティを制限・除去
サーバー上に大量の Mob(モンスター・動物)やアイテムがあると処理負荷が増加します。ClearLagg などのプラグインを使って 一定数を超えたエンティティを自動で除去する と、TPS改善に効果が出ます。(Nitrado Gameserver)
1-4. ワールドを事前生成(チャンクプリジェネレーション)
新しい場所へ移動したときにワールドを生成する作業は重い処理です。Chunky プラグインなどで広範囲をあらかじめ生成しておく(プリジェネレーション) と探索時のラグを防げます。(Minecraft Hosting Pro)
1-5. メモリと JVM の最適化
サーバーに割り当てる RAM を適切に設定したり、Aikar’s Flags など JVM 起動オプションを使って ガーベジコレクションやメモリ管理を最適化 すると、長時間稼働時のラグやスパイクを抑えることができます。(Revive Hosting)
2. クライアント側のラグ・FPS低下の原因と解決策
クライアント側のラグは主に GPU・CPU・メモリ・設定 による描画処理の負荷が大きな要因です。動きがカクつく、FPS が低い、視点移動で引っかかる場合は以下を試してみましょう。
2-1. 描画距離(Render Distance)の調整
Minecraft の「設定 → ビデオ設定 → 描画距離」で、描画距離を下げる と GPU の処理負担が減り FPS が上がります。とくに低スペック PC では効果が大きい設定です。(NoPing)
2-2. 不要なグラフィック効果をオフにする
Smooth Lighting、雲、粒子効果などをすべて「オフ」や「最小」にすると描画負荷が低くなり、安定した FPS を得られます。(NoPing)
2-3. パフォーマンス向上 MOD を導入
Java 版では Sodium、OptiFine などの パフォーマンス向上 MOD を使うと描画処理やチャンク読み込みの効率が大きく改善され、FPS が大幅に向上します。これらの MOD はクライアント側だけで効果があります。(NoPing)
2-4. 高解像度テクスチャ/シェーダーを避ける
高解像度のリソースパックやシェーダーは綺麗ですが、GPU に大きな負荷がかかります。特に低スペック PC ではシェーダー設定はオフにし、軽量なリソースパックを使うとラグが改善しやすくなります。(NoPing)
3. ネットワーク遅延(Ping)の影響
オンラインサーバーでプレイしている場合、ネットワーク遅延が「ラグ」と感じられることがあります。特に遠隔地のサーバーでは Ping 値が高くなりやすく、操作の反映が遅れることがあります。
有線接続と回線改善
Wi-Fi は電波干渉が発生しやすいため、可能であれば 有線 LAN(Ethernet)接続に変更 することで安定した回線が得られます。また、ネット回線自体を見直すこともラグ対策になります。(NoPing)
4. サーバーとクライアント両方で共通する改善方法
4-1. 最新バージョンへのアップデート
Minecraft 本体だけではなく、サーバーソフト、MOD、プラグインを 最新バージョンに更新 することでバグやパフォーマンス改善が反映され、ラグが減ることがあります。(RULOCUS)
4-2. 過負荷になる仕組みを見直す
巨大なホッパー仕分け機や無限 Mob ファーム、複雑なレッドストーン回路は、Tick 処理を大量に発生 させるためサーバー負荷の原因として知られています。これらを整理し、負荷を減らす設計にすることで TPS 改善につながります。(RULOCUS)
まとめ
Minecraft のラグ・カクつきは、サーバー側の処理負荷・クライアント描画負荷・ネットワーク遅延 という3つの大きな要素が絡み合って発生します。以下のように分けて対策を行うことがポイントです:
- サーバー側は PaperMC など最適化サーバーや設定の見直しで TPS を安定させる。(RULOCUS)
- クライアント側は描画設定やパフォーマンス MOD で FPS を改善する。(NoPing)
- ネットワークは有線接続や Ping の低いサーバー選択で遅延を抑える。(NoPing)
これらを総合的に改善することで、Minecraft のラグ・カクつきは大幅に軽減され、より快適なプレイ体験を得られるようになります。この記事があなたの Minecraft 快適化の一助になれば幸いです。