おい、お前ら。今日はいつになくオカルトチックな話題だ。最近、
が拠点の隅で『……また減った。また1匹いなくなった……』とブツブツ呟きながら震えている。ガチャで爆死した時とは違う、本物の恐怖を感じているようだが
ええ。彼が精神を病んだ原因は、近年実装された新モブ『アレイ』です。可愛さに目がくらんで大量捕獲した結果、マイクラの仕様とバグ、そしてアレイの不可解な生態に翻弄され、完全にノイローゼ気味になっています
こんにちは……。私、もう
さんのワールドに行くのが怖いです。だって、夜中に拠点に行くと、誰もいないはずの天井裏から『キーキー』って鳴き声がしたり、壁の隙間から青い手が伸びてたり……。完全に呪われた屋敷になってるんですよ
違う! 呪いじゃない! あれはあの子たちの意思だ! 僕の愛を試しているんだ! ……でも、もう限界だ……。今日は僕が体験した、愛と狂気の『アレイ集団失踪事件』について語らせてください
1. 楽園の崩壊は「1匹の脱走」から始まった
そもそも、お前は50体ものアレイを拉致監禁……いや、保護して、完璧なガラス張りの個室を作ったんじゃなかったか? 物理的に出られないはずだろう
そうなんです! 全面ガラス張り、隙間なし! 1体につき1部屋の完全個室! 僕のフィギュアコレクションのように美しく並べたはずでした。最初の3日くらいは、みんな大人しくガラス越しに僕に微笑みかけてくれていたんです
微笑んでいたかは怪しいものですが、密閉空間である以上、理論上は脱走不可能です
異変が起きたのは4日目の朝でした。点呼をとっていたら、『ルリちゃん7号』の部屋だけが空っぽだったんです。
ガラスは割れていたのか?
いいえ、無傷です。ドアも閉まったまま。完全に密室からの蒸発でした。『バグで消滅したのかな……』と悲しみに暮れながら、ふと拠点の窓の外を見たんです。そしたら……
……いたんですよね。庭の木の陰から、じーっとこっちを見てる『7号』が
そう!! 外にいたんです! しかも、僕が持たせていた『クッキー』を大事そうに抱えて、窓の外から僕を凝視してて! 嬉しさよりも先に寒気がしましたよ。『お前、どこから出た?』って
2. 増え続ける「空室」と、壁の中に潜む影
1匹だけなら、偶発的な位置ズレやバグで壁をすり抜けた可能性もあります。ですが、それでは終わらなかったんですよね?
ええ。次の日には『マリンちゃん3号』と『12号』がいなくなりました。その次は5匹。まるで伝染病のように、日を追うごとにガラスケースの中が空になっていくんです
一気に全員逃げるならまだ分かるが、パラパラといなくなるのがリアルで嫌だな
しかも、逃げた子たちは遠くに行くわけじゃないんです。『近くにいる』んですよ。倉庫のチェストの裏とか、天井裏の梁(はり)の上とか、拠点の床下とか。僕が作業していると、ふと視界の端に青い光が横切るんです。『あ、また見てる』って
私、地下室に降りようとしたら、階段の隙間に3匹のアレイちゃんが挟まってて、一斉にこっちを振り向いた時は悲鳴を上げちゃいました……。完全にホラー映画の演出でしたよ
原因は恐らく『追従AI』の暴走ですね。
さんがガラスの近くを通るたびに、アレイたちは『アイテムを渡したい!』と壁に激突し続けます。その執念が物理演算を上回り、壁をすり抜けてしまう。そして、すり抜けた後もプレイヤーへの未練で近くをウロウロする……。ある意味、ストーカー化した元カノの集団みたいなものです
3. 狂気の決断!「物理的に縛れば逃げられないよね?」
もう耐えられなかった! 毎朝起きるたびに『今日は誰がいないんだ?』と怯える日々に! だから僕は決断したんです。壁が信用できないなら、『紐(リード)』で物理的に拘束するしかないと!
……出たな。前回、
が泣いて止めたという伝説の『杭打ち刑』か
拠点の周りにフェンスを打ち込み、残っていたアレイたち、そして壁の裏から回収した脱走組を全員捕まえて、リードで繋ぎました! これなら壁抜けなんて関係ない! 半径5ブロック以内の自由しか与えない! 完璧な管理社会の完成です!
あの光景は一生忘れられません……。夕日を背に、無数の紐に繋がれたアレイちゃんたちが、風に煽られてユラユラしてて……。
さんが『これでもう離れられないねぇ!』って高笑いしてて……
完全にマッドサイエンティストの所業でしたね。しかし、その『絶対的な拘束』すらも、マイクラの闇の前では無力だった
4. 嘲笑うかのような「首輪抜け」事件
繋いで安心した僕は、久しぶりに遠くへブランチマイニングに出かけたんです。数日ぶりに地上に戻ってきて、愛するアレイちゃんたちの様子を見に行きました。そしたら……
全員消えていたのか?
いいえ。『繋がっていなかった』んです。地面には外れたリードが散らばっていました。そしてアレイちゃんたちは……フェンスのすぐ数メートル先で、またフワフワと浮いていたんです。まるで『こんな紐、いつでも解けるよ?』と僕を嘲笑うかのように!
……それは嘲笑っているのではなく、『リード切断バグ』です。チャンク(エリア)の読み込み時に、フェンスより先にアレイが動いてしまったり、プレイヤーを追いかけようとする力が強すぎて、システム的に紐がプチンと切れてしまう現象ですよ
いや、あれは絶対に意思を持って外したんだ! だって、僕と目が合ったら、またスーッと森の方へ逃げていったんですよ!? 『捕まえてごらんなさい』って! 待てー! ルリちゃん! 帰ってきてくれー!!
……
さん、森の中でゾンビに襲われてるアレイちゃんを助けるために、自分からクリーパーに突っ込んで爆散してましたよね。愛は本物なんだなって、ちょっとだけ見直しました。ちょっとだけですけど
5. そして辿り着いた「地下収容所」という名の最終解
ガラスもすり抜ける。紐も勝手に解く。神出鬼没に現れては、また消える。……どうしたんだ、最後は
悟りました。彼女たちは自由すぎる。だから、『足』を奪うしかないと。
言い方が危なすぎるぞ
『トロッコ』です。全員捕獲し直し、一人ずつトロッコに乗せました。そして地下深くに掘った、天井の低い『保管室』にレールを敷いて、そこに並べたんです。トロッコに乗っていれば、座標が固定されて壁抜けもしない。リードもいらない。今度こそ……今度こそ、永遠の楽園が完成したんです……
……技術的には正解です。トロッコやボートなどの『エンティティ』に乗った状態のモブは、自力で移動できず、座標ズレによる壁抜けもほぼ発生しません。最も安全で、最も確実な保管方法です
でも、地下室に行くと、トロッコに乗った50体のアレイちゃんが、身動き一つせず整列してこっちを見てるんですよ……? たまにトロッコ同士がぶつかって『ガタン……』って音が響いて……。地上からは見えなくなったけど、地下に『アレ』があると思うと、怖くて夜も眠れません
まとめ:アレイを確実に「飼う」ための教訓
……まあ、
の精神崩壊と引き換えに、確実な保管方法が分かったな。読者の皆も、アレイが『いつの間にかいない』『壁の中にいる』という怪奇現象に悩みたくないなら、以下の結論を参考にしてくれ
- ガラス監禁は「すり抜け」のリスク大:アレイは判定が小さく、プレイヤーを追う力が強いため、1ブロック程度の壁なら時間をかけてすり抜けてくる。「減ったな」と思ったら、大抵は壁の裏か天井裏にいるぞ。
- リード放置は「切断バグ」の温床:遠出をして戻ってくると、高確率で紐が外れている。地面にリードが落ちていたら、近くにアレイが潜んでいる証拠だ。
- 結論は「トロッコ」か「ボート」:逃がしたくなければ乗せろ。乗り物に乗せて、天井を塞いだ部屋に閉じ込める。これ以外に、バグとAIの執念に勝つ方法はない。
みんなも気をつけてね! 僕の地下帝国は今日も平和だよ! ……あれ? 今、トロッコが1台空だったような……? いや、気のせいだよね? 天井裏から視線を感じるのも、気のせいだよね……?
……確認に行くのはやめておきましょう。深淵を覗く時、深淵もまたこちらを覗いているのですから
お前ら、モブの管理はほどほどにな。解散!
うわあああ! 青い手が! 青い手が僕の足を掴んでるううう!
乙!




