おい、お前ら。今日はゲーム史上最も残酷で、最も美しい『二択』について語る。ライフイズストレンジの最終選択だ。発売から10年以上が経過した2026年の今になっても、この議論に決着はついていない。なぜなら、どちらを選んでも我々の心には修復不可能な傷跡が残るからだ
やめて!その話題は僕に効く!あの日、コントローラーを握りしめたまま、ガチで30分動けなくなりました。画面の中のマックスちゃんが泣いてて、僕も泣いてて、部屋の湿度だけが上がっていく地獄……。なんで神様はあんな試練を与えるんですか!
神ではなく、開発元のDontnod Entertainmentの仕業ですがね。しかし、この『トロッコ問題』の究極系とも言える選択こそが、本作を傑作たらしめている所以です。今日は感情論だけでなく、物語の構造やその後の展開(最新作『ダブルエクスポージャー』含む)も踏まえて、この救いのない結末を解剖していきましょう
私、どちらを選んでも『正解』だとは思えなくて……。街の人たちも大事だし、クロエさんも大事だし。ハッピーエンドはないんですか? みんなが笑って終わる未来はないんですか?
結論から言おう。ハッピーエンドは存在しない。あるのは『何を犠牲にするか』という決断だけだ。さあ、その残酷な真実に向き合うぞ
1. 選択A:クロエを犠牲にする(Sacrifice Chloe)
まずは、通称『Bay(湾=街)ルート』。あのトイレでの出来事を無かったことにし、ネイサンにクロエが撃たれるのを黙って見届ける選択だ
論理と倫理の選択
倫理的に考えれば、こちらが『正史』に近いと言われています。一人の命と引き換えに、数千人の住民の命を救う。功利主義的な観点では正解です。それに、そもそも『死ぬはずだった運命』を元に戻すだけですから、カオス理論による嵐も収まります
でも!それってあまりにも悲しすぎませんか!?クロエちゃんは、自分が親友に愛されていたことも、マックスが必死に時間を巻き戻して助けようとしたことも知らずに、冷たいトイレの床で一人で死ぬくんですよ!?そんなのってないよ!
うぅ……。想像しただけで胸が張り裂けそうです。誰もクロエさんの最期を知らないなんて……
残される傷跡
そう、このルートの最大の残酷さは、『マックスだけが別の時間軸の記憶を持ったまま生きていく』という点だ。あの素晴らしい一週間、二人で過ごした冒険、キス……それらは全て『無かったこと』になる。誰とも共有できない思い出を抱えて、マックスは笑顔で葬式に出なければならない
- このルートの特徴:
- アルカディア・ベイの住民(ジョイス、ウォーレン、フランクなど)は全員生存する。
- ネイサンとジェファソン先生は逮捕され、法的な正義は下される。
- BGM『Spanish Sahara』が流れる中での葬儀シーンは、ゲーム史に残るトラウマ級の演出。
2. 選択B:アルカディア・ベイを犠牲にする(Sacrifice Arcadia Bay)
次は、通称『Bae(恋人=クロエ)ルート』。街が巨大竜巻に飲み込まれるのを放置し、クロエと共に生きる選択だ
世界を敵に回しても、君を選ぶ
こっちですよ!僕が選んだのは!だって約束したじゃないですか、『ずっと一緒にいる』って!街の人には申し訳ないけど、ジョイスさんには本当に申し訳ないけど……僕はクロエちゃんを見殺しにするなんて絶対にできない!
感情的には理解できますが、代償は甚大です。母親であるジョイス、友人のウォーレン、ダイナーにいた人々……彼らはほぼ確実に死亡します。クロエ自身も『私のせいで母さんが死んだ』という罪悪感を一生背負って生きることになる
二人で車に乗って、壊滅した街を走り抜けていくシーン……。二人が手を取り合っているけれど、窓の外は地獄絵図で。あれはハッピーエンドとは呼べないですよね
「大人になる」ことへの拒絶と受容
このルートは、ある意味で『運命への反逆』だ。多くの犠牲を払ってでも、自分のエゴを通す。それは『子供じみたわがまま』かもしれないが、マックスにとっては『譲れない真実』だったわけだ。流れる曲『Obstacles』の歌詞が、これからの二人の困難な道のりを暗示している
- このルートの特徴:
- クロエは生き残るが、その他の主要キャラの安否は絶望的。
- 続編『Life is Strange 2』などで、この世界線の二人が旅を続けている痕跡が見られる。
- 最新作『ダブルエクスポージャー』では、この選択をした後のマックスが、依然としてトラウマを抱えている描写がある。
3. なぜ「第三の選択肢」はないのか?
多くのプレイヤーが議論しました。『自分を犠牲にする選択肢はないのか?』と。しかし、開発者はそれを否定しています。なぜなら、このゲームのテーマは『成長(Coming of Age)』だからです
そう。人生には『やり直せない選択』がある。何かを得るためには、何かを捨てなければならない。マックスが手に入れた『時間を巻き戻す力』は、万能に見えて、実は『決断を先延ばしにする力』でしかなかったんだ
先延ばし……ですか
ああ。どんなに時間を戻しても、最終的には『クロエの死』か『街の死』か、現実に直面しなければならない。その痛みを受け入れて前に進むことこそが、マックスにとっての『大人になる』という儀式だったわけだ
4. 最新作から見る「その後」の物語
2024年に発売された最新作『ライフイズストレンジ:ダブルエクスポージャー』では、大人の女性になったマックスが主人公だ。ここでは、プレイヤーが最初に『過去にどちらを選んだか』を選択することで、世界線が決定される
あれを見た時、震えましたよ!どっちを選んでいても、マックスちゃんの心には深い闇が残ってるんですもん!クロエちゃんと生きていても、別れていても、彼女はずっとあの日の嵐の中にいる……
それがリアリティです。どちらを選んでも『正解』ではないからこそ、どちらを選んでも『後悔』は残る。しかし、それでも人生は続く(Life is Strange)。その重みを描ききった点において、このシリーズは信用できるのです
5. 結論:あなただけの真実はどちらか
結局のところ、このゲームに攻略法としての『正解』はない。あるのは『お前が何に価値を置くか』という問いだけだ
- 論理と多数の幸福を選ぶなら「街を救う」
- 愛と個人の感情を貫くなら「クロエを救う」
私は……やっぱり、選べません。でも、もしその時が来たら、自分の心が一番痛まない方ではなく、一番『後悔しない』方を選びたいと思います
僕は何度生まれ変わってもクロエちゃんを選びます!地獄に落ちても二人なら!それが僕の愛だあああ!
その愛が街を滅ぼしたんですがね。まあ、それも一つの答えでしょう
この記事を読んでいるお前も、もう一度自分に問いかけてみてくれ。あの青い蝶が舞った時、お前ならどうする? それでは、良き人生の選択を。解散!
検索!検索!『アルカディア・ベイ 復興支援 募金』!
……その世界線はもう消えたんだ。乙



