なぜ「クソゲー」なのに「覇権」なのか?その理不尽な魅力を徹底解剖
おい、お前ら。席に着け。今日はSteamの同接ランキング常連にして、数多の初心者を引退に追い込んできた最凶のサバイバルゲーム、Rustについて語るぞ。このゲームがいかに理不尽で、いかに最高か、その矛盾を紐解いていく
うおおおお!Rust!ラスト!VCR(ストリーマーサーバー)とか見てずっと気になってたんですよ!今日はなんと、スペシャルゲストとして女子ゲーマーが来てくれてるんですよね!?僕、今日のために美容院行ってきました!
……初めまして。Rustは、ソロでの活動がメインです。
と申します。よろしくお願いします
あ、あぁ……初めまして。
だ。き、君のような女性が、あのような野蛮なゲームを嗜んでいるとは……その、意外だな。い、いや、素晴らしいと思うぞ。論理的思考力が必要なゲームだからな。うん
おい3!なんで急にイケボ作ってんだよ!キモいぞ!……あ、
さん、僕のことはニノって呼んでください!好きな武器はAKです!リコイル制御できませんけど!
茶番はそこまでだ。さて、Rustといえば「クソゲー
1. 初心者お断り?チュートリアル皆無の「裸一貫」スタート
まずこのゲーム、始まった瞬間がクライマックスだ。何の説明もなく、全裸で海岸に放り出される。持っているのは石ころ一つと、松明だけだ。ここからどう生き残るか、説明は一切ない
一般的なゲームデザインの観点から言えば、導線の欠如は致命的な欠陥だ。しかしRustにおいては、この不親切さこそがフィルタリングの役割を果たしている。自分でwikiを調べ、試行錯誤できない人間は、この先生き残れないという運営からのメッセージだな
そうですね。初心者がとりあえず木を叩いている後ろから、槍を持ったプレイヤーが忍び寄ってきて物資を奪う。これがRustの挨拶です。私も最初は開始5分でボコボコにされて、リスボーン画面を見つめていました
ええっ!?
さんみたいな清楚な女性を殴るなんて、どこの野蛮人ですか!?僕なら絶対、拾ったカボチャとかプレゼントして、そこから始まるラブストーリーを狙うのに!
お前の妄想はどうでもいい。現実を見ろ。Rustの世界では、他人は歩く物資でしかない。情けをかければ、後ろからショットガンで撃たれるのがオチだ。この性悪説を前提とした緊張感こそが、他のぬるいサバイバルゲームとは一線を画す点だな
- Rustの「ここが地獄」ポイント:
- チュートリアルなし。死んで覚えるのが当たり前
- 出会ったプレイヤーは基本「敵」。会話より先に銃弾が飛んでくる
- 初期リスボーン地点は「裸の殺し合い」が発生する激戦区
優しさなんてものは、この島にはない。あるのは奪うか奪われるかの二択だけだ。このヒリつきに耐えられない香具師は、開始1時間でアンインストールすることになる
2. 全ロスという名の絶望、レイドという名の無慈悲
でも、頑張って拠点を建てて、アイテムを集めれば楽しくなるんですよね?僕、マイクラみたいに立派なお城を作って、
さんと優雅に暮らすのが夢なんです!
……甘いですね。Rustの本質は建築ではありません。破壊です。あなたが寝ている間に、他のプレイヤーが爆薬を持って壁を吹き飛ばし、タンスの権限を奪い、貯め込んだ物資をすべて奪い去る。それがレイド(拠点襲撃)です
そ、そうだとも!僕も言おうとしていたんだ。Rustはオフラインレイドが可能な仕様だ。つまり、仕事や学校に行っている間に、数十時間かけた努力がゼロになる可能性がある。これを理不尽と呼ばずして何と呼ぶか、という話だな。き、君もそう思うだろう?
- 初心者の心を折る「全ロス」の恐怖:
- ログアウト中もキャラは眠り続けており、殺害・略奪が可能
- 数日かけて集めた硫黄や銃が、一瞬で他人のものになる
- 起きてログインしたら「死亡画面」と「更地になった拠点」だけがある虚無感
いやいやいや!無理でしょ!僕、朝起きて家がなくなってたら会社行けませんよ!泣いて過呼吸になりますよ!
さんは、レイドされた時どうしてるんですか?
復讐(リベンジ)の準備をします。相手の名前を覚え、拠点の位置を特定し、彼らが寝静まる時間を狙って、倍返しで焼き尽くします。すべてを奪い返した時の快感は……何物にも代えがたいですよ
(ひっ……目が笑っていない……だが、そこも美しい……)さ、さすがだな!不屈の闘志、素晴らしいメンタリティだ!僕も協力するよ!計算とか、資源管理とかで!
3. 時間泥棒?ニート優遇?社会人に厳しすぎる仕様
Rustがニート専用ゲーと揶揄される理由がこれだ。拠点の維持には『維持費(タンス管理)』が必要だし、前述の通り寝ている間も襲われる。つまり、24時間誰かがログインして監視しているチームが最強なんだよ
論理的に考えれば、プレイ時間が強さに直結する構造だ。社会人がソロで遊ぶ場合、維持コストの低い隠れ家のような拠点で細々と暮らすか、あるいは大規模なクランに所属してシフト制を組むしかない。時間のなさが、そのまま生存率の低下につながる残酷な世界だ
シフト制って……それもう仕事じゃないですか!僕、ゲームの中でまで夜勤したくないですよ!
さんと一緒なら夜勤も悪くないですけど!
大規模クランは組織運営そのものですからね。でも、最近は社会人サーバーや、プレイ時間が制限されたサーバーもあります。ただ、本家の公式サーバーで生き残るには、生活のすべてをRustに捧げる覚悟が必要です。睡眠時間こそが最大の敵ですから
- Rustが「人生を食いつぶす」理由:
- 拠点は時間経過で風化(腐食)するため、常に素材を投入し続ける必要がある
- 敵対勢力との軍拡競争に勝つには、絶え間ないファーミング(素材集め)が必須
- 「今寝たら抜かれるかも」という強迫観念が、プレイヤーをPC前に縛り付ける
風呂に入る時間すら惜しい、トイレに行く暇があったら木を切れ。そんな廃人たちと渡り合わなきゃいけないんだ。ライト層が『クソゲー』と吐き捨てるのも無理はない
4. なぜそれでも「神ゲー」なのか?脳汁が止まらない瞬間
ここまで散々ネガキャンしてきたが、じゃあなんで世界中で何万人も遊んでるんだって話だ。それはな、リスクがデカい分、リターンを得た時の快感が異常だからだ
あ、それは分かります!ストリーマーの配信とか見てると、敵を倒して大量の物資を奪った時、みんな猿みたいに叫んでますもんね!『激ウマ!激ウマ!』って!
ドーパミンの分泌量が桁違いなんだろうな。失う恐怖があるからこそ、生還した時の安堵感と達成感が増幅される。ギャンブルに近い中毒性があると言えるだろう。そ、そうですよね、
さん?
はい。特に、自分より格上の装備を持った相手を、知恵と技術で倒して装備を全奪取(フルロスト)させた瞬間……あの手の震えは他のゲームでは味わえません。あと、Rustにはワイプ(定期的リセット)があるので、負けても『次は勝つ』という目標が生まれやすいのも魅力です
そう、ワイプの存在がデカい。Rustは一週間や一ヶ月の周期でサーバーの全データがリセットされる。全員が平等の『裸と石』に戻るんだ。このサイクルがあるから、どんなに負けてもリセットされればまた夢を見られる。これが、永遠に引退できない呪いの正体だ
- Rust中毒者が抜け出せない理由:
- 極限の緊張感(アドレナリン):物資を運んで帰宅する時の心拍数はホラーゲーム以上
- 下剋上のカタルシス:弓矢一本でフル装備の敵を倒し、一瞬で大富豪になる逆転劇
- ワイプによる再挑戦:定期的なリセットにより、新規スタートのワクワク感が何度も味わえる
なるほど……。全てがリセットされる諸行無常の響き。それこそが、何度でも挑戦したくなるモチベーション維持の機構として機能しているわけか。実に合理的だ
さんが言ってた『手の震え』、僕も感じてみたいです!守りたい、君の笑顔と僕の拠点!
5. まとめ:Rustは「人を選ぶ」究極の遊び場
結論を言うぞ。Rustは間違いなくクソゲーだ。不親切で、理不尽で、時間がかかって、ストレスが溜まる。だが、そのストレスの先にあるカタルシスを知ってしまった人間にとっては、代わりの効かない神ゲーになる
僕、決めました!今日からRust始めます!
さん、良かったら僕と一緒にプレイしてくれませんか!?僕が盾になります!いや、荷物持ちになりますから!
……あ、すみません。私、固定メンバー以外とは組まない主義なので。それに、戦場では足手まといを守っている余裕はありませんから。ソロで2000時間くらい生き残れたら、また声をかけてください
ぐはっ……!ま、まだ始まってもいないのにキルされた……!これがRustの厳しさ……!
ふっ、当然の結果だな。君のような軟弱者には高嶺の花だ。……あー、
さん。もしよろしければ、僕がデータの解析班として後方支援を……
情報の整理なら自分でやりますので。それでは、そろそろワイプ直後なので失礼しますね。物資集めないといけないので
……ま、そういうことだ。Rustは甘くない。だが、もしこの記事を読んで『それでもやってみたい』と思ったドMな香具師がいれば、ぜひSteamでポチってくれ。歓迎するぞ、この地獄へな
……行ってしまった。凛とした後ろ姿だったな
ううっ……とりあえず僕はソロで海岸の石を叩くところから始めます……。見てろよ、いつか絶対AKぶっ放してやるー!
はいはい、解散解散。俺も拠点の維持費入れに行かないと腐っちまう。じゃあな、乙!

