おい、お前ら。今日はDiscord全盛のこの時代にあえてVCなし(ボイスチャットなし)のフルパーティで勝つための戦術を叩き込むぞ。家庭の事情や、単に喋るのが疲れるという理由で、通話なしで集まりたい需要は意外と多いからな
……はい。あの、今日はなんだか静かですね。いつもならここで
さんが『うおおお!喋らなくても心で通じ合ってます!』とか叫んで入ってくるんですけど……
ああ、あいつなら今日は欠席だ。なんでも、野良ランクでトロールしすぎて通報され、アカウント停止処分を食らったショックで寝込んでいるらしい。自業自得だが、あの騒音がないと調子が狂うのも事実だな。部屋の空気が澄みすぎていて落ち着かん
全くだ。あいつの悲鳴がないと、説明に張り合いが出ないな。……まあいい。今日はその静寂の中で、いかにして意思疎通を図るかというテーマだ。あいつがいない分、高度でテクニカルな話ができると前向きに捉えよう
1. Apex最強の発明「ピンシステム」を使いこなせ
VCなしで勝つための生命線、それはApex Legendsが誇る革命的システム、ピン(Ping)です。多くのプレイヤーは『敵がいる』『ここへ行く』くらいしか使っていませんが、それでは言葉足らずです
そうですね。私、VCなしの時は特に『ここを監視する』と『ここを防衛する』のピンを多用します。これを使うだけで『私はこっちを見ているから、あなたは裏を見てね』という意図が伝わるんです。
さんがいる時は、ピンを指す前に突っ込んで死んじゃうんですけど……
そうだ。言葉がない分、ピンの『種類』で語れ。特に重要なのが『アイテムが欲しい』ではなく『攻撃する』のピンだ。敵を見つけて赤ピンを連打するだけでは『敵がいる』という事実しか伝わらない。攻撃の意思があるなら、長押しメニューから明確に『攻撃』を選べ。それが突撃の合図になる
- VCなしフルパで必須のピン活用術:
- 「ここを監視する」:自分が射線を通している方向を教え、味方に別の場所を見てもらう。
- 「ここへ行く(防衛)」:単なる移動ではなく、強ポジをキープしたい時に使う。
- 「攻撃する」vs「敵がいる」:戦うのか、避けるのかを明確に区別して伝える。
2. 「誰についていくか」を試合前に決めろ
VCがあれば『次はこっち行こう』と相談できるが、なしの場合は判断が遅れがちになる。だからこそ、事前にIGL(インゲームリーダー)を決めておけ
これは非常に合理的です。移動キャラ(パスファインダー、ヴァルキリー等)や、エリアを読めるコントローラークラスを使っているプレイヤーを『隊長』と定め、他の二人は基本的にそのプレイヤーのピンに無条件で従う。このルールを決めるだけで、迷って部隊がバラバラになる事故を防げます
民主主義じゃなくて、独裁制にするってことですね。もし
さんが隊長だったら……あ、想像したらゾッとしました。やっぱりあいつがいなくて良かったかも
あいつがいたら全滅確定だが、まともな判断ができる奴なら問題ない。もし隊長がミスをして全滅しても、VCなしなら文句を言われる心配もない。『判断の速さ』こそがVCなしパーティの武器だ。間違っていてもいいから、全員で同じ方向へ動くこと。これが鉄則だ
3. HUD(画面情報)を見る癖をつけろ
VC環境なら『肉削った!』『回復ない!』と声で報告できますが、VCなしでは不可能です。そこで重要になるのが、画面上の情報、すなわちHUD(ヘッドアップディスプレイ)を常に監視する能力です
今のApexは、味方の体力バーはもちろん、持っているアイテム、ウルト(アルティメット)の溜まり具合まで全部表示されている。味方が回復中なのか、ウルトが使えるのか。これを見ずに『なんで合わせてくれないんだ』と嘆くのは甘えだ
私、味方さんの体力バーが少しでも減ったら、すぐにヒールドローンを出したり、カバーに入ったりしますよ。声が聞こえない分、画面の中の動きをすごくよく見るようになりますよね。……
さんは、自分の体力バーすら見てないから即死するんですけど
- 見るべき画面情報:
- 味方のヘルス・シールド:回復中なら絶対に前に出ない。
- キルログ:敵がダウンした瞬間に詰める判断をするため。
- 味方の弾薬アイコン:弾切れマークが出ていたら、自分の弾を落としてピンを指す。
4. フォーカス(集中砲火)は「音」と「線」で合わせる
戦闘において最も連携が必要なのがフォーカスだ。『せーの』で撃てないVCなしパーティはどうすればいいか。答えは単純だ。味方が撃っている敵を撃て
味方の射線、弾道、そして銃声。これらを情報源として、味方が狙っている敵を即座に把握し、自分もそこへ火力を重ねる。これを『意識的』に行う必要があります。自分が見つけた敵を撃つのではなく、味方が撃ち始めた敵を撃つ。この優先順位の変更が勝率を劇的に変えます
あと、アビリティに合わせるのも大事ですよね。ブラッドハウンドのスキャンが入ったり、ホライゾンのウルトが飛んだりしたら、そこが攻撃の合図です。言葉がなくても、アビリティが『今だ!』って叫んでくれてますから
そうだな。アビリティこそが最大の共通言語だ。逆に言えば、無駄なタイミングでアビリティを使うなということでもある。ここぞという時に使うことで、味方を動かすスイッチにしろ
5. 「ごめんなさい」と「ありがとう」のクイックチャット
戦術的なことじゃないかもしれませんけど、私はこれが一番大事だと思います。アイテムをもらった時の『ありがとう』と、ミスした時の『ごめんなさい』。これをちゃんとチャットホイールで返すだけで、チームの雰囲気ってすごく良くなりますよ
精神論のように聞こえますが、データ的にも士気(モラル)はパフォーマンスに影響します。特にVCがない環境では、味方が何を考えているか不安になりがちです。定型文のチャットを交わすことで『我々は敵対していない、協力関係にある』という安心感を醸成できる。これは馬鹿にできません
無言でプレイしていると、ミスした時に『怒ってるかな?』と疑心暗鬼になるからな。
みたいに、蘇生された瞬間に『サンキュー!愛してる!』って喚き散らすのもウザいが、無反応よりはマシだ
まとめ:沈黙は金、連携はダイヤモンド
VCなしフルパは、情報の伝達速度ではVCありに劣るかもしれない。だが、余計な雑談がない分、足音や環境音に集中でき、判断がシンプルになるというメリットもある。今日教えたことを徹底すれば、マスター帯でも十分に戦えるぞ
はい! 静かな環境で、お互いの背中を守り合う……なんだか職人技みたいでカッコいいですね。でも……やっぱりちょっと寂しいかな。
さんの『うわあああ!』って叫び声がないと、Apexやってる気がしません
……否定はしません。あのノイズは不快ですが、我々のチームには必要なピースなのかもしれませんね。あいつが戻ってきたら、今回の『画面情報を見る』という基本を叩き込んでやりましょう
そうだな。あいつが戻ってくるまでに、お前らはVCなし連携を極めておけ。あいつが復帰した時、あまりの連携力の差に愕然とする顔が見ものだ。解散!
ふふ、楽しみです。お疲れ様でした! 乙!
乙。……さて、こっそり
に差し入れでも持っていってやるか





