『ポケモンレジェンズ Z-A』は、
これまでの『ポケモン』シリーズの戦闘を根本から変えた作品です。
歴代シリーズが ターン制のコマンドバトル を基盤にしてきたのに対し、ZAでは リアルタイム+アクション要素を取り入れています。
その結果について、従来作とどう違うのか・戦闘として成功しているのかを整理していきます。
戦闘システムの大きな変化点
1. リアルタイム制・アクションバトルの導入
従来の『ポケモン』は、
プレイヤーがコマンドを出し、技が順番に実行される ターン制バトルが特徴でした。
しかしZAでは、
- プレイヤーとポケモンが同時に動く
- 技に クールダウン(再使用待ち時間) がある
- 命中や範囲、発動タイミングが重要
といった アクション性重視のリアルタイム戦闘になっています。
敵に接近して技を当てたり、位置取りを考えたりと、これまでにない立ち回りが求められる仕様です。
2. ターン制の撤廃と cooldown の導入
ターン制の代わりに、
すべての技・行動に クールタイム制 が採用されています。
これは従来作の PP(技の使用回数) と異なり、
時間経過で戦闘テンポが変わる仕組みです。
これにより、
- 定石の「PPが切れる」懸念がなくなる
- 戦闘が常に流動的になる
- 画面内の状況を瞬時に判断するスキルが重要
といった戦闘感覚の変化が生まれています。
3. 技の範囲・発動速度の重要性
ZAでは、技ごとに 範囲・発動速度・クールダウン時間 が異なり、
その違いを意識することで、位置取りやタイミングが戦略の中心になります。
これは従来の タイプ相性+ターン順 というゲームデザインと大きく異なります。
従来作との違いまとめ
| 項目 | 従来シリーズ | Pokémon ZA |
|---|---|---|
| 戦闘形式 | ターン制コマンド | リアルタイムアクション |
| 行動管理 | PP制(技回数) | クールダウン制 |
| ポジション操作 | なし | 自由移動+位置取り |
| 戦略性 | 考える順番・状況 | 技のタイミング・場所 |
プレイヤー・レビューでの評価傾向
肯定的な声
- 「従来より戦闘が **ダイナミックに感じる」
- 従来より単純作業になりにくい
- コマンド待ちが少なく、テンポが良い
一部海外レビューでも、
戦闘が以前より流れるように進み、面白いという意見が挙がっています。また、ZAの 4人同時対戦モード(リアルタイム) など新要素に期待する声も出ています。
否定的な声・批判
一方で、コミュニティ(特にReddit等)では以下のような意見が多数見られます。
戦略性の薄さを指摘
「ターン制に比べて 戦略深度が低い」
「単純にボタン連打になりやすい」
「戦術的な駆け引きが足りない」
と感じるプレイヤーが多いです。
一部技・仕様の不満
従来作で戦略の要だった技や特性が、
リアルタイム制にうまく適応できず 使いにくくなったケースも報告されています。
例として、固定ダメージ系の技や妨害技が期待通りに働かないことがあります。
アクション性の評価の分裂
リアルタイム戦闘を歓迎する声もある一方で、
- 「『ポケモンらしさ』が薄れた」
- 「従来のストラテジー性が好きだった」
- 「操作感がチグハグ」
という否定的な感想も根強いです。
筆者の考察:戦闘システムは“成功”と“課題”の両面
私自身がZAの戦闘をプレイして感じたのは、
大胆な刷新は評価できるものの、
「従来作と比べて賛否が分かれやすい」という点です。
成功だと感じる点
- 戦闘がテンポよく、退屈しない
- 技の発動が視覚的にも気持ちよい
- 単純なレベル上げ・雑魚狩りが楽しくなった
これは、
「戦う」こと自体をアクションゲーム的に楽しませる構造として機能しています。
課題だと感じる点
- 戦略的な奥深さは正直薄い
- ターン制にあった「1ターン1手の深さ」が失われた
- 戦術・駆け引きより操作感重視になりがち
このため、シリーズ伝統のバトル好きには物足りない面もありますし、
「リアルタイムが合わない」と感じる層も一定数いるでしょう。
従来作との比較総括
ZAの戦闘システムは、
シリーズとして挑戦的な試みであり、必ずしも万人受けではないという結論です。
従来のポケモン戦闘が「じっくり考える戦略性」を重視していたのに対し、
ZAは「リアルタイムで判断し続けるアクション性」を中心に据えています。
これは、
- プレイヤーの反射神経や位置取り
- 技のクールタイム管理
- 状況判断の速さ
といった、新しい楽しみ方を生み出していますが、
競技性や深い戦略性という点では 賛否が分かれる仕上がりになっています。
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結論:
ZAの戦闘システムは成功した面も多いが、従来の戦略性を求める層には評価が分かれるというのが現在の実情です。
リアルタイム戦闘の導入は、シリーズにとって大きな一歩ですが、
”ポケモンらしさ”という伝統とどう両立していくかが今後の課題でもあります。