おい、お前ら。2026年にもなって、まだ新品のグラボなんて買ってるブルジョワはいないだろうな? RTX 50シリーズが高すぎて腎臓を売ろうか迷っているそこのお前、目を覚ませ。俺たちの戦場は『青い箱』の中にこそある
青い箱……ハードオフのジャンクコーナーですね!僕も昨日行きましたよ!『動作未確認、ノークレームノーリターン』の札を見るだけで、ガチャを回す時と同じ脳汁が出る体になってしまいました。で、今回はどんな産業廃棄……お宝を拾ってきたんですか?
言葉を慎め。しかし、2026年現在、ジャンクパーツの相場も随分と様変わりしましたね。Windows 10のサポート終了(2025年10月)に伴い、古いPCが大量に廃棄された影響で、市場には『まだ舞える』パーツが溢れている。賢明なジャンカーなら、今こそ動くべきです
あの……ハードオフの青い箱って、壊れたガラクタが入ってる箱ですよね? 洗濯機に入れて洗っちゃダメなやつですよね? 今日はそれを直すんですか? なんだかワクワクします!
その通りだ
。今日のお題はコレだ。税込1,100円で保護した『GeForce GTX 1060 6GB』。かつての覇権グラボ、通称『ゾンビキング』だ。店員曰く『ファン回りません、映像出ません、異臭します』の三重苦。これを分解洗浄し、新品同様に蘇らせる。これが男のロマンだ
1. 状態確認:1000円グラボの惨状
うわっ……汚っ!なんか茶色いネバネバが付いてますよ!これ、前の持ち主ヘビースモーカーだったんじゃないですか? ヤニとホコリが融合して、新しい生命体が生まれそうなレベルです
典型的なヤニ汚れですね。ヒートシンクの隙間が完全に目詰まりしています。これではファンが回ろうとしても物理的に不可能ですし、熱暴走で映像が出ないのも納得です。逆に言えば、チップ自体は生きている可能性が高い。これは当たりかもしれませんよ
- 今回のジャンクグラボのスペックと状態:
- モデル:Palit GeForce GTX 1060 6GB(2016年発売の伝説級名機)
- 価格:1,100円(税込)
- 症状:ファン不動、映像出力なし、強烈なタバコ臭
- 2026年の価値:FSRなどの技術を使えば、軽量なゲームならまだフルHDで戦える性能
そう、GTX 1060は不死身だ。ドライバのサポートが続く限り、俺たちはコイツを骨までしゃぶり尽くす。早速オペを開始するぞ。
、そこのドライバーを取ってくれ
2. 分解の儀:封印されし中身を暴く
まずは背面のネジを外して、クーラーと基板を分離する。この時、固着したグリスが接着剤代わりになって外れないことがあるが、ドライヤーで少し温めながら捻るのがコツだ。無理に引き剥がすと、チップごと剥がれて即死するぞ
はい!……あ、取れました! うわぁ、中のグリスがカピカピのセメントみたいになってます。これじゃ熱が伝わらないですね
10年選手のグラボですからね。グリスは完全に硬化し、サーマルパッドもボロボロでしょう。これらは全て除去し、新しいものに張り替える必要があります。ですがその前に……この汚物を消毒しなければなりませんね
消毒って、まさか……
さん、アレをやる気ですか? YouTubeでよく見る『丸洗い』ってやつを!?
3. 禁断の秘技「マジックリン丸洗い」
ああ、その通りだ。ここまでヤニ汚れが酷いと、エアーダスターや無水エタノールでちまちま拭いていても日が暮れる。ここはマジックリンと水洗いで一気に決着をつける
えっ!? 電子機器って水で洗っていいんですか!? ビリビリってなりませんか?
本来は御法度ですが、通電さえしていなければ、ただの板とシリコンと金属の塊です。重要なのは『完全に乾燥させること』。水分が一滴でも残っている状態で通電すれば、ショートして花火が上がりますよ。
の頭の中のようにね
- 丸洗いの手順(※自己責任で実行せよ):
- 1. ヒートシンクとファンは風呂場で中性洗剤を使ってブラシでゴシゴシ洗う。
- 2. 基板は「接点復活剤」や「無水エタノール」推奨だが、酷い場合はマジックリンを吹きかけ、筆で優しく汚れを浮かす。
- 3. 精製水で徹底的にすすぐ(水道水のカルキは腐食の原因になるため)。
- 4. 最低でも3日~1週間、乾燥させる。急ぐ場合はドライヤーや布団乾燥機を駆使せよ。
ひえぇ……見てるだけで冷や汗が出ます。でも、茶色い汁がドバドバ出てきて、基板が新品みたいにピカピカになっていく! これ、ASMR動画として配信したらバズるんじゃないですか?
乾燥が甘くて爆発した例をいくつも見てきたからな。俺はコンプレッサーで水分を飛ばした後、シリカゲルと一緒に密閉容器に入れて3日間放置した。今のコイツは、生まれたての赤ん坊のように清潔だぞ
4. 蘇生措置:グリス塗り替えと組み立て
さて、洗浄と乾燥が終われば、いよいよ組み立てです。ここで手を抜くと全てが水の泡です。特に重要なのがCPUグリスの選択です
2026年の今、安物グリスは論外だ。俺が選んだのは定番のARCTIC MX-6だ。塗りやすくて耐久性も高い。これをチップの中央にウンコ盛り……じゃなくて、米粒大に盛る
さん、言い方!
ちゃんが聞いてるんですよ! 『センター盛り』って言ってください! でも、グリスを塗る瞬間って、なんか背徳感ありますよね……とろっとした液体を……
(無視して)
さん、このピンク色のガムみたいなシートは何ですか?
それはサーマルパッドです。メモリチップやVRM(電源回路)の熱をヒートシンクに逃がすためのものです。これも新品に交換しましょう。厚みを間違えると接触不良を起こすので、ノギスで元の厚さを測るのがプロの仕事です
5. 運命の通電:ベンチマークは完走するか?
全ての準備は整った。PCIeスロットに装着し、補助電源6ピンを挿す。スイッチを入れるぞ。……
、消火器の準備はいいか?
いつでもいいですよ! でも、頼むから爆発しないでくれ! 僕の1,100円(
さんのお金だけど)!
スイッチ、オン!
(ブォォォォン……)
あ! ファンが回りました! そして……モニターに『Palit』のロゴが出ました! やりましたー!
BIOS起動確認。Windowsも正常に立ち上がりましたね。デバイスマネージャーでも『GTX 1060 6GB』として認識されています。エラーコード43も出ていません。……どうやら、賭けには勝ったようですね
- FF15ベンチマーク(標準品質・FHD)結果:
- スコア:「やや快適」判定
- 最高温度:68℃(洗浄前はおそらく90℃超え)
- ファンの音:静音そのもの
見たか。これが分解洗浄の力だ。最高温度68℃なら、まだまだ現役で酷使できる。最新の重いゲームは厳しいが、ApexやValorant、マインクラフトなら余裕で動く。たった1,000円でゲーミングPCの一丁上がりってわけだ
6. まとめ:ジャンク再生は現代の錬金術だ
いやー、感動しました。ゴミだと思ってたものが、手間をかけるだけで宝物に変わるなんて。僕も自分を洗浄したら、イケメンになれますかね?
お前の汚れは魂に染み付いているから手遅れだ。マジックリンでも落ちんよ。しかし、今回の勝因は『チップが無事だったこと』に尽きます。ジャンクはあくまでジャンク。直ればラッキー、直らなくても部品取りや勉強代として割り切れる者だけが挑みなさい
私も今度、ハードオフの青い箱コーナーに行ってみたくなりました。古いものを大切に使うって、素敵なことですよね
そういうことだ。2026年、パーツ価格の高騰は続いているが、工夫と知識があればPCライフは楽しめる。お前らも今すぐドライバーを握れ。そして、保証というぬるま湯から抜け出し、自己責任という荒野へ飛び込むんだ!
検索! 検索! 『GTX 4090 ジャンク 100円』……ないかなぁ!
あるわけないだろ。解散!
それでは読者のみんな。良きジャンクライフを。乙!
